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真冬に咲く花

第3章 壁


智「今 どこ? すぐに迎えにきて…」


『学校のそばにいます。すぐ行きますから』


とにかく走った。


誰にも捕まらないように…


相葉君の声が遠くに聞こえた。


誰も来ないで…


僕に構わないで…


校門を出たら丁度車が到着したところだった。


和「お待たせしました。」


智「いいから早く出せ!」


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