
密猟界
第2章 雨の外へ…
「チャンミン」ユノは喘ぐような声に、なる。
タオルだけでなく、タンクトップの前も、たくし上げられた。
素早く、胸の両の乳暈に唇で触れる。「─冷たい」溜め息が、かかる。
滑らかな…繻子の皮膚の身体を、露にするチャンミン。
─両手はチャンミンの衿もとにあった真紅のスカーフで縛られ、スカーフの端は説教壇の脚に結ばれていた。
悲鳴に近い声を出したユノに、「教会は祈りの場です。静かにしましょう。─ユノ?」
それだけ云うと、チャンミンは、ユノの鼠径部にまた顔を埋める。
「チャン…ミン」薔薇の口唇は広げた脚の膝下へ、脹ら脛に移っている。「頼むからもう」 …弱々しい声に「まだ、痛みますか、腫れてるみたい─」やさしい手つきで、何度も撫でた。
「ユノの脚。膝も…、痛みも、僕のものになればいいのに」「……チャンミン」足首から蹠に、唇を這わす。
許しを乞う言葉がユノの唇から、洩れる。
目蓋を閉じ、ユノは哭く。チャンミンの唇のなかに塩の味の、海水のドロップのような涙が際限なく、流れくる。
熱い炎が、教会の床下から立ち上り─燃え上がり、二人を灼き焦がしていった。
タオルだけでなく、タンクトップの前も、たくし上げられた。
素早く、胸の両の乳暈に唇で触れる。「─冷たい」溜め息が、かかる。
滑らかな…繻子の皮膚の身体を、露にするチャンミン。
─両手はチャンミンの衿もとにあった真紅のスカーフで縛られ、スカーフの端は説教壇の脚に結ばれていた。
悲鳴に近い声を出したユノに、「教会は祈りの場です。静かにしましょう。─ユノ?」
それだけ云うと、チャンミンは、ユノの鼠径部にまた顔を埋める。
「チャン…ミン」薔薇の口唇は広げた脚の膝下へ、脹ら脛に移っている。「頼むからもう」 …弱々しい声に「まだ、痛みますか、腫れてるみたい─」やさしい手つきで、何度も撫でた。
「ユノの脚。膝も…、痛みも、僕のものになればいいのに」「……チャンミン」足首から蹠に、唇を這わす。
許しを乞う言葉がユノの唇から、洩れる。
目蓋を閉じ、ユノは哭く。チャンミンの唇のなかに塩の味の、海水のドロップのような涙が際限なく、流れくる。
熱い炎が、教会の床下から立ち上り─燃え上がり、二人を灼き焦がしていった。
