テキストサイズ

腐男子恋愛日常-parallel world-

第7章 ~変化する日常~

ちなみに、本屋とは僕達の間で決めた隠語の1つだ。

本屋=アメニイト天王寺店。

本を見に行く=普通の本屋。

こうすれば、僕達以外の人にオタクと腐男子バレしにくくなる。

「なあ、工藤と堀川」

研磨君と仲良く話してる、工藤君と堀川君に疑問に思った総一朗と飛鳥が僕達の近くにやって来た。

「保志と鈴村、おはよう」

「2人共どうしたの?」

工藤君と堀川君は、内心2人の用件には気付いてるみたいだ。

「どうしたって、何で2人まで梶なんかと仲良くしてるんだよ?」

「先週までは、俺達が陰口叩いたり厄介者扱いしてたのに、見て見ぬフリしてたのに」

まあ、当然の疑問だよね。

自分達が陰口叩いたり厄介者扱いしてたのを、見て見ぬフリしてた次の週にはいきなり仲良くなってるんだから。

「俺達が、誰と仲良くしてようがお前達に関係ないし、それまでに至った理由も説明する義理もないよ」

「なッ!?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ