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腐男子恋愛日常-parallel world-

第8章 ~新たな日常~

◇???・???◇

-???視点-

良かった、間に合った。

階段から駆け下りると、研磨君の傍に寄った。

「歩、逃げるぞ!」

「うん!」

「ま、待てっ…。」

「「ッ!?」」

真が片目を押さえ、苦しみながら立ち上がった。

催眠スプレーが効いてるのか。

「歩は明日、歩の家族が帰って来るまで俺が預かるぞ」

研磨君は、真の頭にめがけてフックキックを放つ。

「このぉッ!!」

「くッ」

研磨君のフックキックを何とか避けて、真は研磨君に前蹴りを放つが避けられる。

「歩、上がらせてもらうぞ」

そう言い、研磨君は靴を履いたまま家に上がり、居間へ向かう。

◇???・???◇

「兄さん、研磨さん待てっ…。」

居間へ逃げ込んだが、すぐに真も居間へやって来る。

「アンタさえいなければッ!!」

真は、台所へ駆け込んで包丁を持って、居間へ戻って来た。

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