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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

僕、ヤンキーは受けしか無理だったけど、最近になってちょっとイケるようになった。

「レジに並びに行くか?」

「まだ、もう少しBLコーナー見たいかな」

「了解」

僕達は、もう少しBLコーナーを見て回ってから、レジに並んで会計を済ませる。

「学校帰りか、いつもこの時間帯って学生が多いね」

「まあ、そんなもんだろ」

僕と研磨君は、アメニイト天王寺店から出た。

◇アメニイト天王寺前◇

「そう言えば、歩って家どの辺なんだ?」

「JR天王寺駅から徒歩10分だよ」

すると、研磨君の表情がぱあっと明るくなる。

「マジで!?
俺の家、阿倍野駅から徒歩10分なんだよ」

「えっ、徒歩で自転車で行ける距離じゃん!」

まさか、意外に近いとは思いもしなかった。

「そうだ
研磨君に貸したいBL本、何冊かあったから今から家に来ない?」

「良いのか?」

「うん!」

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