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腐男子恋愛日常-parallel world-

第3章 ~3人の腐男子達~

「おい、言いたいことがあるならハッキリ言えよ」

「「「「「……。」」」」」

そんなクラスメート達に、研磨君が睨みながら言うとクラスメート達は黙り込む。

「チッ」

舌打ちをしながら、自分の席に戻る研磨君。

確かに、研磨君の言う通り陰口を言うなら、本人に直接言えば良いのに…。

怖くて言えないんだろうな…。

僕は、研磨君のそばに行く。

「研磨君、呼び出し大丈夫なの…?」

心配しながら言うと、研磨君は微笑を浮かべる。

「歩、そんなに心配すんなよ
たまにあることだしな」

「そう…。」

僕が席に戻ると、クラスメート達は再びざわつき出す。

「日向の奴、よく梶なんかと話せるよな…。」

「友達になったらしいけど、脅されてるんじゃねえの…?」

「歩、あんな奴と一緒に居たらいつか巻き込まれるぞ…。」

「誰か歩に言ったれよ…。」

クラスメート達が、好き勝手に僕達のことを言う。

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