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腐男子恋愛日常-parallel world-

第4章 ~深まる友情と芽生える恋心~

◇花音学園4階・1年D組◇

-研磨視点-

「アイツ、何かしたんじゃねえの…?」

「1人だけ教室に戻って来たとか…。」

「日向だけ保健室って…。」

「……。」

あれから俺は、蛍と聡と一緒に歩を保健室に連れて行き、保健室の先生と担任に事情を説明した。

2人には説教されたあと、俺と蛍と聡はそれぞれの教室に戻った。

今は、数学の授業。

数学担当の教師には、担任から誤魔化してくれた。

「マジ、ふざけんなよって感じだよ…。」

「だから、梶なんかと仲良くしなければ良かったのに…。」

「……。」

周囲の陰口が、グサグサと俺の心に突き刺さっていく。

普段の俺なら、ガン飛ばしたり怒鳴ったり文句言うが、今回ばかりは何も言えなかった。

「ホント、不良ってのは害悪な存在だよな…。」

「はいはい、みんな静かに!
授業に集中しろよ~」

数学担当の教師に注意され、周囲は静かになった。

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