無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

正直ここからの記憶は曖昧です。

撮影した写真やビデオの内容を見ても
よく思い出せません。

ただ、彼女は何度も何度も求めました。


それは、まるで何かにとりつかれたように。
止めてしまうことで何かを思い出すのを恐れるかのように。

恐らく1時間以上の間
私は彼女に求められるままに、与え続けました。


最初、彼女を見た時
正直、精神的な病を抱えているような印象を持っていました。

虚ろな目、
虚ろな口元
何かを諦めたかのような気だるい雰囲気。

どちらかと言えば負のオーラを纏っているような印象を持ちました。

彼女が過去を壊してほしいと望むことが理解できました。


その彼女に
私は何を与えられたのかわかりません。
過去を壊せたのかどうかわかりません。

精神的な苦痛を解消できたのか
ただ、彼女の性欲だけをみたしたのか
正直分かりません。


私が彼女をはじめ様々な女性と行ってきた行為は
肉体的なことだけも癒すことかもしれません。

いくら、想いを持っていても
ただのヤリたいだけの
ゲスな輩と変わりのない行為と思われるかもしれません。
感じられているかもしれません。




ただ、最後に
私のペニスの先から溢れるものを
飲み干した後、
彼女が私に見せてくれた笑顔は


私がこれまで数々の女性と繰り返してきた行為を

少しだけ肯定してくれた
そんな気にさせてくれるものでした。