Best name ~ 追憶 ~
第3章 私の大切な人
悪魔の笑顔・・・。
これは・・・本当に
なんとも表現が、し難いもので
私は未だにしっくりくる言葉が
ないように思う。
ブキミ・・・
薄気味悪い・・・
ニヤニヤ・・・?ヘラヘラ・・・?
薄ら笑い・・・
なんと言ったら良いのだろう・・・
恐ろしくて
脳が萎縮してしまうかのような
頭痛をも引き起こす
目を合わせるのも
目を反らすのも
怖くてできなくなるような
ブキミな笑い方・・・。
逆らってはいけない。
危ない。
そんな風に
脳内を支配していく
卑劣なことを・・・笑いながらする。
それが
もっとも不気味なところかもしれない。
「殴るよ?」
「殺すぞ?」
呪いのように
笑いながら
こんな言葉を次々に
耳元で囁かれる。
呪い・・・
言葉、もそうだけれど
この声・・・
悪魔の囁きそのものみたいな
この声は
私のトラウマを形成した
ひとつの大要素だと思う。
呪いの声が
私の耳から全身を・・・
血液と一緒に全身をめぐるように
ゾワゾワ・・・ゾワゾワ~っと
私の中を支配していく感覚。
血管をゾワ~っと虫か何かが
はびこるような・・・
なんとも言えない感覚。
私は必然的に
つよい吐き気を起こすのだけど。
『お前の手は何をするかわからない』
そう言って帽子を脱ぎ捨てて
悪魔は私にこめかみの傷痕を見せつけた。
裂けた傷を縫い合わせたような跡・・・
私が・・・つけた傷。
消せない、私の罪
消せない、過去
『お前の親からは…
相応に〃誠意〃を見せてもらったけど?
アイル……お前本人からは
まだだからな』
この人は・・・被害者
私は・・・加害者。
それは・・・事実。
生々しい傷痕が拍車をかけて
私の脳内、思考回路や自由を
奪っていくようだった。
これは・・・本当に
なんとも表現が、し難いもので
私は未だにしっくりくる言葉が
ないように思う。
ブキミ・・・
薄気味悪い・・・
ニヤニヤ・・・?ヘラヘラ・・・?
薄ら笑い・・・
なんと言ったら良いのだろう・・・
恐ろしくて
脳が萎縮してしまうかのような
頭痛をも引き起こす
目を合わせるのも
目を反らすのも
怖くてできなくなるような
ブキミな笑い方・・・。
逆らってはいけない。
危ない。
そんな風に
脳内を支配していく
卑劣なことを・・・笑いながらする。
それが
もっとも不気味なところかもしれない。
「殴るよ?」
「殺すぞ?」
呪いのように
笑いながら
こんな言葉を次々に
耳元で囁かれる。
呪い・・・
言葉、もそうだけれど
この声・・・
悪魔の囁きそのものみたいな
この声は
私のトラウマを形成した
ひとつの大要素だと思う。
呪いの声が
私の耳から全身を・・・
血液と一緒に全身をめぐるように
ゾワゾワ・・・ゾワゾワ~っと
私の中を支配していく感覚。
血管をゾワ~っと虫か何かが
はびこるような・・・
なんとも言えない感覚。
私は必然的に
つよい吐き気を起こすのだけど。
『お前の手は何をするかわからない』
そう言って帽子を脱ぎ捨てて
悪魔は私にこめかみの傷痕を見せつけた。
裂けた傷を縫い合わせたような跡・・・
私が・・・つけた傷。
消せない、私の罪
消せない、過去
『お前の親からは…
相応に〃誠意〃を見せてもらったけど?
アイル……お前本人からは
まだだからな』
この人は・・・被害者
私は・・・加害者。
それは・・・事実。
生々しい傷痕が拍車をかけて
私の脳内、思考回路や自由を
奪っていくようだった。