
Best name ~ 追憶 ~
第1章 私の記憶
『ねぇセイゴ…ここ教えて?』
『あぁ、うん』
付き合い始めた私たちのデートというのは
学校帰りだったり、お互いの家だったりで
主に私の勉強をしていた。
彼は受験をひかえる私をよく理解し
付き合い方も考えてくれている
そう思っていた
初めて彼の家に行った時のこと。
『…ぇ、セイゴのおうち?』
『?べつになんもオカシくないでしょ?
付き合ってるんだし、フツーじゃない?』
〃フツーのコト〃
〃付き合ってるから〃
その言葉に
私はめっぽう弱かったように思う。
恋愛のよくわからない私は
そう言われればそうかも、と
彼に従っていた。
『今の時間、親もいないし
そんな硬くなるなよ。
ベンキョーみてやるから。
外よりは…落ち着いてできるだろ?』
『…うん。それじゃ…オジャマ…します』
彼の部屋に入り、テキストを広げて
いつものように一緒に勉強をする。
『…ねぇセイくん
…セイくんも大学生でしょ?
いいのかな…?いつも
私の勉強に付き合わせて』
『ハハ…
単位はちゃんととれてるし問題ない。
~少し休憩しよっか?飲み物もってくる…』
立ち上がった彼は、私をベットに座るように
誘導して一度部屋を出ていった。
やさしい彼氏…。
本当にそう思った。
だけど…。
『あぁ、うん』
付き合い始めた私たちのデートというのは
学校帰りだったり、お互いの家だったりで
主に私の勉強をしていた。
彼は受験をひかえる私をよく理解し
付き合い方も考えてくれている
そう思っていた
初めて彼の家に行った時のこと。
『…ぇ、セイゴのおうち?』
『?べつになんもオカシくないでしょ?
付き合ってるんだし、フツーじゃない?』
〃フツーのコト〃
〃付き合ってるから〃
その言葉に
私はめっぽう弱かったように思う。
恋愛のよくわからない私は
そう言われればそうかも、と
彼に従っていた。
『今の時間、親もいないし
そんな硬くなるなよ。
ベンキョーみてやるから。
外よりは…落ち着いてできるだろ?』
『…うん。それじゃ…オジャマ…します』
彼の部屋に入り、テキストを広げて
いつものように一緒に勉強をする。
『…ねぇセイくん
…セイくんも大学生でしょ?
いいのかな…?いつも
私の勉強に付き合わせて』
『ハハ…
単位はちゃんととれてるし問題ない。
~少し休憩しよっか?飲み物もってくる…』
立ち上がった彼は、私をベットに座るように
誘導して一度部屋を出ていった。
やさしい彼氏…。
本当にそう思った。
だけど…。
