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Best name ~ 追憶 ~
第4章 ひとりに・・・しないで
それが・・・良いか悪いかは別の事
人それぞれだけど
少なくとも…私には
どうでも良かったのだ
あの人の・・・彼の
受け売りじゃないけど
そんなことはどうでもいい・・・
彼の過去に何があったからと言って
私にはどうでも良いことだった
たとえそれを、世間も本人も
「遊び人だ」なんて揶揄したとしても…
私には
彼の言う
「不潔だ」とか「汚れてる」とか…
どうでもよかった…
そして私は
そう思わなかった・・・少しも
ショックがなかった、とは言わない
それが「事実だ」と
本人の口から聞いても・・・
私は彼を軽蔑したり
それで気持ちがはなれる、なんてことは
何もなかった・・・本当に
なぜって?・・・
私が・・・
私といてくれた彼を
よく知っていたから
彼は私に嘘をつかない
私に見せてくれた姿が
〃ウソの彼〃ではない・・・
それが、わかっていたから
もっと言ってしまえば…
その時の彼の表情
彼の瞳(め)
私に…そんな過去を
告白してくれたときの彼の目は…
見たこともないくらい
絶望や悲しみに満ちていた
私に…〃知られたくなかった〃・・・と
〃これを言いたくなかった〃・・・と
そんな目をして
私に語りかけていたから・・・
それは彼の後悔…
自分で〃あやまち〃と言うほど
悔やんで悔やんで…
心から後悔している
そんな目だった。
だから私は…彼を責める気持ちも
軽蔑する気持ちも
これっぽっちもなかった
人それぞれだけど
少なくとも…私には
どうでも良かったのだ
あの人の・・・彼の
受け売りじゃないけど
そんなことはどうでもいい・・・
彼の過去に何があったからと言って
私にはどうでも良いことだった
たとえそれを、世間も本人も
「遊び人だ」なんて揶揄したとしても…
私には
彼の言う
「不潔だ」とか「汚れてる」とか…
どうでもよかった…
そして私は
そう思わなかった・・・少しも
ショックがなかった、とは言わない
それが「事実だ」と
本人の口から聞いても・・・
私は彼を軽蔑したり
それで気持ちがはなれる、なんてことは
何もなかった・・・本当に
なぜって?・・・
私が・・・
私といてくれた彼を
よく知っていたから
彼は私に嘘をつかない
私に見せてくれた姿が
〃ウソの彼〃ではない・・・
それが、わかっていたから
もっと言ってしまえば…
その時の彼の表情
彼の瞳(め)
私に…そんな過去を
告白してくれたときの彼の目は…
見たこともないくらい
絶望や悲しみに満ちていた
私に…〃知られたくなかった〃・・・と
〃これを言いたくなかった〃・・・と
そんな目をして
私に語りかけていたから・・・
それは彼の後悔…
自分で〃あやまち〃と言うほど
悔やんで悔やんで…
心から後悔している
そんな目だった。
だから私は…彼を責める気持ちも
軽蔑する気持ちも
これっぽっちもなかった
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