Best name ~ 追憶 ~
第4章 ひとりに・・・しないで
大の男の人・・・
私より力が強いのは
当たり前かもしれない
ピクリともドアが動かない
・・・どうして?
彼の方は見ずに
私はひたすらドアノブを引っ張る
『!?』
ついには彼が
ドアの隙間に足を突っ込んできた
何・・・!?
何かあるなら
言ってくれたらいい
トイレとか?・・・
ううん、ちがう
あ・・・荷物?
・・・ゼッタイちがう
もしそうなら
それなら
こんなことをするワケがない
ズルっ・・・
少しパニックを起こしていた私の手が
ドアノブから滑り、はなれる
彼は、その隙に一瞬で
こちらに進み入り、ドアをロックした
え・・・?
・・・。
本当にワケがわからない
私を…閉じ込める気なの?
でも、だからって
どうして?
なんのために?・・・
それよりも私は・・・
これ以上一緒にいたら・・・と
とにかく彼からはなれようとした
これ以上は・・・ムリ、私
なんでもいい…
とにかくはなれる
閉められたドアに手をのばす
彼が私のその手を掴んで止めた…
そしてやはり
何も言わない
驚く間もなく
ドアに私を押し付けて
立ちはだかる彼は・・・
私に・・・キスをしてきた
『・・・っ!?』
・・・とっても・・・乱暴な行為
・・・多分
そして…私の見たこともない彼の姿…行動
コワイ・・・
・・・コワイ?
これが…不思議で
私がこの時感じてたのは・・・
こわかったのは・・・彼ではなくて
近づくことで
触れられることで
一気に溢れる私のキモチ・・・
かくしてた・・・つもりの
忘れてた…〃つもり〃の
私のキモチ・・・。
私より力が強いのは
当たり前かもしれない
ピクリともドアが動かない
・・・どうして?
彼の方は見ずに
私はひたすらドアノブを引っ張る
『!?』
ついには彼が
ドアの隙間に足を突っ込んできた
何・・・!?
何かあるなら
言ってくれたらいい
トイレとか?・・・
ううん、ちがう
あ・・・荷物?
・・・ゼッタイちがう
もしそうなら
それなら
こんなことをするワケがない
ズルっ・・・
少しパニックを起こしていた私の手が
ドアノブから滑り、はなれる
彼は、その隙に一瞬で
こちらに進み入り、ドアをロックした
え・・・?
・・・。
本当にワケがわからない
私を…閉じ込める気なの?
でも、だからって
どうして?
なんのために?・・・
それよりも私は・・・
これ以上一緒にいたら・・・と
とにかく彼からはなれようとした
これ以上は・・・ムリ、私
なんでもいい…
とにかくはなれる
閉められたドアに手をのばす
彼が私のその手を掴んで止めた…
そしてやはり
何も言わない
驚く間もなく
ドアに私を押し付けて
立ちはだかる彼は・・・
私に・・・キスをしてきた
『・・・っ!?』
・・・とっても・・・乱暴な行為
・・・多分
そして…私の見たこともない彼の姿…行動
コワイ・・・
・・・コワイ?
これが…不思議で
私がこの時感じてたのは・・・
こわかったのは・・・彼ではなくて
近づくことで
触れられることで
一気に溢れる私のキモチ・・・
かくしてた・・・つもりの
忘れてた…〃つもり〃の
私のキモチ・・・。