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「ﾍｲﾍｲ～♪
あ～ぁ～…オッカナイ カレシだね～？
ハイ…おとなしくネンネしてろってさぁ～」


「キミのカレシ
キレると手ぇつけらんねーからさ！？ﾋｬﾊﾊﾊﾊ
～怒らせないようにじっとしてよーね
ＪＫチャン？」



セイゴの合図で
二人組が私をおもむろに押し倒して

地面に食い込むほど
両手を強く押さえ付けた。







いたい……


こわい……。






状況……理由なんてわからなくても

ただただ感じる恐怖に
条件反射……いや、無条件に
体は拒否を示して動いていたと思う。


逃れたい…



その一心で


震える体で
無意識に抵抗していたであろう私は

……気付く。



初めてみる…体感する
男性の、とてつもない力…


そして知ってしまった。


全力で動いているハズの私の体……腕は

彼らの力には敵わず
ピクリとも動かないこと


そして……この時私が見た恐ろしいモノは…
それだけにとどまらなかった。



『～アイル、叫んでも誰も来ないよ…。
あきらめるんだ。さぁ…初めよう』



笑顔のセイゴ…私に向けられるその表情は
なんとも言い表せない…不適な笑み。

例えば怒った顔…そんなものよりも
何ものよりも……恐ろしかった。


笑顔の下から滲み出るなにか。



無意識に……
ジタバタと暴れる私の脚を押さえ付けて

その恐ろしい顔は近づき
私にのしかかってきた。



『やめて……お願い…』



近くに来ないで…。



思い出したくない・・・


覚えていない…
と言った方が正しいのかもしれない。


叫んでいた自覚もない。


せいぜい私は…ひたすら
拒否の言葉を発し続けていたと思う

動くこともままならず
呼吸さえも上手くできない……

そんな中での、目の前の相手に訴えかける
唯一の方法だったと思うから。


ところが
必死の言葉は当然のごとく聞き入れられず

逃げられなくなった私の上でセイゴは
淡々と私の服をめくりあげ
私を裸にしていった。


言い様のない恐怖……羞恥心


くい入るような男たちの視線に
逃げ場のない私の口からは
自然と悲鳴が上がる。


叫んだ私の口を、一人の男が押さえた。

余計に上手く息ができなくなる。



苦しい……死んじゃう……。


意識が遠退いてしまいそうだった。