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Best name ~ 追憶 ~

第5章 あの人に…お似合いの女の子

チラっ…チラっ




『ん?♪可愛い色が気になっちゃった?
アイルンルン~?(笑)』




マナさんの選んでくれた
女の子らしい明るい色の服が
少し目にとまりはじめる私・・・






『ん・・・ピンク…ちょっと可愛いかな

あ…その薄いブルーも・・・』






『ふふふっ…うん♪いいじゃん?
アイル色白だし、よく映えると思うよ
着てみなよ』







『ん~…でもやっぱ…』






『あ、ならさぁ♪
やっぱり白黒…あ、このストライプにして
小物で赤とか差し色にしたら可愛いんじゃない?』





『ふふ…っ、うん・・・可愛い

でも…私には派手すぎないかな
マナさん?』






『ちっとも(笑)
どんだけよあんた・・・;

~いずれ年取ったらさ
嫌でも色々抵抗出てくるんだよ?

若い時しか楽しめないものって
やっぱりあるよアイル♪』






『~…でもマナさんは
昔から…そのまんまっていうか』





『悪かったわねっ年甲斐もなくて(笑)!』





『そそそ、そうじゃなくって…』





マナさんは…やっぱり美人だし
大人びた綺麗な顔してる

背も高い…スタイルも良くて
シンプルでも華やかでも

何て言うか
嫌味がないっていうのかな?
オシャレでかわいい

派手とか…ケバイっていうんじゃなく
無理してる感もなにもない
自然に…当たり前に着こなしてる



あとは…これはなんとなくだけど


マナさんの人柄…性格だとか
内側から出るもの

雰囲気とか、そういうのが
より一層マナさんを
引き立てるから

こうイキイキして
綺麗に見えるんだろうな…なんて
私は勝手に思っていた



昔から…自然に


私も大人になったら
こういうお姉さんっぽくなりたいなぁ

なんて、よく思っていたものだ








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