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Best name ~ 追憶 ~

第5章 あの人に…お似合いの女の子

『ふふ…アイル~?

それとも・・・あんまりアイルが
可愛くしてると

彼は嫌がっちゃう?・・・とか?(笑)』





『は・・・?』






『リョウキって案外うるさいワケ(笑)?

ふふん♪アイツわりと
ヤキモチ妬きっぽいしなぁ~(笑)

露出すんなー!ハデだー!とか言う?』






『そんなことは…べつに』






『ふふふっ…彼女が可愛くしてて
嫌な彼はいないんじゃん?』








なんか…私は恥ずかしくなって






『べつに…私
彼氏のために服着てる訳じゃないし』






一々可愛くないことを言ってしまった







オシャレな服も可愛い服も
大好きだったけど

過去にあった色々で
私はどことなく…引っ込み思案と言うか

前ほどではなくとも
中々そんな自分の殻から
抜けきれずにいたのかもしれない







『ま、そりゃそうよ
べつに男のため、なんてしなくていいけど

男なんかさぁ♪服かえても
髪型かえても…

女が努力してても
大して気付かないんだから

女は女で…努力しつつ
女を楽しまなきゃ損だぞアイル♪』




『うん・・・はい』








『まぁったくアイルンルンは~♪
じゃぁさっ・・・いっそのこと』




『???』











ニヤリと笑うマナさんに

手を引かれて連れて行かれたのは









・・・下着売り場



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