Best name ~ 追憶 ~
第6章 家族に・・・紹介します
『リョウキ?…なに、それ?どしたの?』
『や・・・だから、その
うちの親が…勝手に
舞い上がってんじゃないのか…ってさ』
そういう話
聞いたことあるしな?(苦笑)
『アイル…お前も仕事もあるんだし
うちの親に、そんな気ぃ遣うことは
ないからな?』
『ふふふっ・・・リョウキ
相変わらず心配性だなぁ
おばさまに連絡するのは
いつも私からよ?(笑)
ついつい話が弾んで
出掛けたりしちゃうの
昨日はね…リョウキの
赤ちゃんの時の写真みせてもらっちゃった(笑)
リョウキもちっちゃかったんだねぇ♪
・・・って当たり前かぁ、ふふっ』
『あのなぁ・・・;💧』
〃何余計なモン見せてやがる、あのババァ…〃
そりゃさ
アイルが…不要に人に良い顔するような
くたびれるような気遣いしたり
そんな人付き合いする子じゃないことは
わかってるけどさ
『気を遣ってもらってるのは
むしろ私の方よ?
それは…おじさま、おばさまから
伝わってくるもん』
『~~とにかくだ
あんま気を遣ってくれるなよ』
『ふふ・・・はい
ごめんね、おばさまに甘えちゃって
リョウキからも御礼を言っておいて?』
アイルは、オレの母親と選んで
買い与えられたワンピースを揺らして
ニコリと微笑んだ
『リョウキも似合うって言ってくれた♪
ちょっと冒険しちゃったけど
おばさまが、絶対似合うって
選んでくれたの♪
あ、メールしちゃぉ…~』
『・・・。・・・~~』
ま・・・いっか?