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『あ、リョウキおかえりなさい』



『ただいま・・・。・・・？』







『遠征お疲れ様。お風呂わいてるよ♪』





『あぁ・・・サンキュ』






既に転職してたオレは
トレーナー業に勤しんだり
出張で家を空けることもしばしば…





『ふふ…リョウキは
優秀なトレーナーだから

流石にお呼びもよくかかるね
チームの試合はどうだった？♪』





『うん・・・勝てた』






『わぁっ♪良かったね

疲れたでしょ？ごはんも出来てるからね』





同行した遠征から帰って
出迎えてくれるいつもの・・・アイル





『なんか…またイメチェン？…』


『え？』





『そんな服・・・あったっけ？』



なんか…見慣れない服着てるアイル





『ぁ…うん・・・ぇへへ

へん・・・かなぁ？』




『いや・・・？…似合ってるぜ

可愛いじゃん(笑)』




なんかﾓｼﾞﾓｼﾞして

少し顔を赤くしてるアイル







『おばさまが…買ってくださったの』









『へ・・・？』







アイルはオレが出張で家を空ける時なんかに

時々、オレの母親と出掛けたり

買い物行ったりするようになってた(笑)







『ご、ごめんね…！？リョウキが

忙しい時に、私だけ・・・』






『いや・・・まったく(笑)』







オレの両親は紹介したアイルの事を

本当に喜んでいたんだと思う



特に母親は・・・

女の子が欲しかったらしいから

娘が出来たみたいで・・・と言うか

将来…娘になるアイルの存在が

嬉しくてたまらないのだろう




それは・・・良いとしてだな？






『おいアイル・・・そんな

オレの親に気…遣わなくていいんだぞ？』






『え？・・・』






『お袋に…無理言われてんじゃないのか？』





一歩進めばまたひとつ

心配だってするぜ？