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Best name ~ 追憶 ~
第7章 ホントのキモチ・・・
私の言葉に…リョウキは
それ以上は話さずに
私の手を引いて
マンションへと帰りました
『アイル・・・話って?』
ソファに私を座らせて
自らも隣に腰かける
さすがに・・・あまり
穏やかには見えないその表情を
私は直視出来ずに
少し下を向いていた
カサ・・・コソ
『・・・』
私は手に持ったお菓子の包みを
何度も持ち直しながら…言葉を探した
カサ・・・コソ
『アイル・・・』
『・・・っあ』
そんな私が
手イタズラしてるように見えたのか
少し・・・焦りや苛立ちを
隠せないように
リョウキが私の手から
パッと
お菓子の包みを取り上げて
目の前のテーブルに置いた
『ご、ごめん・・・リョウキ』
『ぁ…いや、別に・・・その
話が・・・あるんだろアイル?』
言い出したのは…私だもん
黙りこくる訳にはいかない
『リョウキ・・・』
私は・・・初めて
リョウキに話した
ソウタさんにも、マナさんにも
そして…誰よりも
この人にさえ…言えなかった事を
『リョウキ・・・おじさまやおばさまは
知ってるの・・・?』
『?・・・何を』
彼は・・・本当にわからない
そんな様子で私に聞き返す
『私の・・・こと』
『・・・???』
『私が・・・昔したこと』
『・・・』
済んだこと・・・乗り越えたこと
そうかもしれない
だけど消えない私の過去
現在(いま)と・・・未来は
その努力次第で
如何様にも変えられるかもしれない
だけど・・・何をどう足掻いても
変えられないのが・・・〃過去〃だ
それ以上は話さずに
私の手を引いて
マンションへと帰りました
『アイル・・・話って?』
ソファに私を座らせて
自らも隣に腰かける
さすがに・・・あまり
穏やかには見えないその表情を
私は直視出来ずに
少し下を向いていた
カサ・・・コソ
『・・・』
私は手に持ったお菓子の包みを
何度も持ち直しながら…言葉を探した
カサ・・・コソ
『アイル・・・』
『・・・っあ』
そんな私が
手イタズラしてるように見えたのか
少し・・・焦りや苛立ちを
隠せないように
リョウキが私の手から
パッと
お菓子の包みを取り上げて
目の前のテーブルに置いた
『ご、ごめん・・・リョウキ』
『ぁ…いや、別に・・・その
話が・・・あるんだろアイル?』
言い出したのは…私だもん
黙りこくる訳にはいかない
『リョウキ・・・』
私は・・・初めて
リョウキに話した
ソウタさんにも、マナさんにも
そして…誰よりも
この人にさえ…言えなかった事を
『リョウキ・・・おじさまやおばさまは
知ってるの・・・?』
『?・・・何を』
彼は・・・本当にわからない
そんな様子で私に聞き返す
『私の・・・こと』
『・・・???』
『私が・・・昔したこと』
『・・・』
済んだこと・・・乗り越えたこと
そうかもしれない
だけど消えない私の過去
現在(いま)と・・・未来は
その努力次第で
如何様にも変えられるかもしれない
だけど・・・何をどう足掻いても
変えられないのが・・・〃過去〃だ
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