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Best name ~ 追憶 ~

第7章 ホントのキモチ・・・

『うん・・・どうした、アイル?』





『・・・』






『アイル?・・・疲れたか?

悪いな、いつも』








『ちが・・・ちがう…っ

そんなんじゃ…ない、ちっとも

もう、そんな事…言わないでよぉ・・・』







私は…何故か泣きたくなっていた







『なんだよアイル(苦笑)

じゃ・・・どうしたんだよ?』










『私は・・・おじさまも…おばさまも

ケイゴさんも・・・みんな大好き』







『ア・・・アイル?(笑)』





照れ笑い半分…苦笑い半分
そんな表情で戸惑うリョウキを前に

私は…お父さんがさっき持たせてくれた
可愛くラッピングされたおみやげのお菓子を

両手で、そっと
握っていた











『リョウキと・・・話したいことがあるの』

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