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Best name ~ 追憶 ~

第8章 過去・・・未来・・・そして今

楽しかった・・・本当に



嬉しかった・・・心から





想像もしたことがなかった景色






同窓会・・・同級生と飲みに行く




世の中の…同世代の子達

同い年の子達が

大抵は当たり前に経験出来ること





私にとっては・・・夢にも見た景色





私にとっては・・・特別も特別なこと







楽しかった・・・



時間も…日常も



そして・・・過去も忘れて






私は…どこにでもいる女の子のように

友達と…笑い合っていた










夢のような時間

楽しい時間は

あっという間に過ぎて行った






二次会に行って、三次会に行って

カラオケにまで行って

声が枯れるくらい喋り続けて





『女はよく喋り続けられんなぁ(苦笑)』




千葉くんの枯れかけた声で
ようやくお開きになる





『アイル♪今度は彼氏にも会わせてね』



『うんっ、伝える』



『お互い仕事とかあるけどさ
また集まろうよ♪今度は…本当にいつでも』



『うんっ・・・うんっ』





別れ際…結局私たちは涙ぐんでいた





『千葉ちゃん…アイル連れてきてくれて
ホントにありがと・・・』


『どこにどんな偶然があるか
ほんとわかんないね、サンキュ千葉っち♪』




アリサやミナミに改めて御礼を言われて
一滴もお酒を飲まなかった千葉くんの顔が
赤くなっていた





『じゃ千葉ちゃんアイルの送り宜しくね?』




『おぅ♪まかせとけ
お前らも気をつけて帰れよ』




『アイル♪またね!
なんかあったら…てか、なくても
連絡してよ?』





『うん!必ず・・・今度は
これからは必ず・・・するから…!』




親友と・・・再び

〃心友(しんゆう)〃になれた



そんな日・・・



親友二人と・・・千葉くんに


心から感謝した

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