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Best name ~ 追憶 ~

第8章 過去・・・未来・・・そして今

『片瀬、疲れただろ?♪』


『ううん、私はちっとも!
少し・・・はしゃぎ過ぎちゃったかなぁ?』




終電間際…なんてことはないけれど
千葉くんの運転する車で帰路につく





『寝てても良いぜ?(笑)
ちゃんと送り届けてやるから』



後部座席に座る私を
千葉くんが少しからかう



『寝ないよぉ…いくらなんでも

~千葉くんこそ大丈夫?疲れたでしょ

私、運転…代わろうか?』






『は?アイル運転できんの??』






『・・・どういう意味?』







『なんかイメージない(笑)』







『ム・・・

まだ…とったばかりだけど、出来るよ』







『校内イチの運動オンチだったお前が?』






『そ…それとこれとは関係ないでしょ?!

・・・。~~ぁ・・・』






『(笑)・・・~~何?忘れモン?』







『免許・・・没収中だったんだ、私…』








『もう免停くらったのか?!』








『・・・じゃなくて・・・』







『???』






『・・・〃彼〃に』








・・・。




すっかり忘れていた



引くに引けずに千葉くん…

ユウキくんに…事情を話した










『ぶっはははははは~~っ!!』




『・・・』




だから、どうして・・・こうなるのよ






『っははははっ!おまえっ…
腹いてぇっ・・・っぶはははっ

一本道で彼氏の車…っ廃車って!?
や、やる事が違うなやっぱ?!』






『わ…笑い事じゃ…ないんだから』






『~~わりぃわりぃっ(笑)
にしても心広いなぁお前の彼氏♪』







『やっぱり・・・そう思う?』






『彼女を心配して
免許証没収かぁ~~♪

抜けまくりのお前と
付き合ってるだけの事はあるぜ(笑)

大事にしろよ♪彼氏も・・・車もなっ(笑)
~~ぷっ…ぶっははははははっ』






『うん・・・、って…ちょっと!?』







『~~てワケで?…つぅか車、仲間のだし
今日は車も俺もスクラップになるのは
ちょいとマズイからな♪
アイルは大人しく乗ってな』







『ょ・・・よろしくお願いシマス』

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