Best name ~ 追憶 ~
第9章 本当の姿・・・
『・・・』
『・・・~~』
リョウキは…いつになく
顔を赤くして
私から目を反らしたり
ちょっと視線をキョロキョロさせている
〃ん・・・〃とか
〃ホレ・・・〃とか言いながら
私にそれを差し出して
『・・・・・・ナニコレ???』
『・・・;;💧💧💧』
リョウキが…膝についていた肘を
滑らせて(?)カックンと
一瞬、前のめりになって
また眉毛をヒクヒクッと動かしました…
『・・・ったく・・・』
二度目のぼやき・・・それと共に
リョウキは立ち上がり
少しはなれて棚の引き出しを…
カダゴト・・・ガサゴソ
私が目で追う間にリョウキは
あっという間に戻ってきて
私の正面に座り直して・・・
『結婚しよう』
バサ・・・
リョウキの右手には
さっきのダイヤモンドの光る箱
左手には
〃婚姻届〃と書かれた用紙が
なんと言いますか…
バーーン・・・と
私の目の前にかざされていました