Best name ~ 追憶 ~
第9章 本当の姿・・・
私は・・・受け取った指輪を
じっと眺めて
しばらく何も言えませんでした
うん・・・でも・・・
『え・・・リョウキ、ねぇ
これって・・・』
『ん?』
『ちょっと待ってリョウキ・・・
これって・・・これって・・・』
『な・・・なんだよ?』
『これって・・・ぷ…ぷ…ぷ』
『???』
『プロポーズ・・・ぅ???』
私は・・・なぜだか
ダイレクトアタック(私の好きな技です)
のように…リョウキに
思い切り跳ね返してしまいました
だって・・・
だって・・・・・・私
『だから・・・』
ピクッ…
リョウキの眉間が…動く
『あぅ・・・』
なんだか…イヤな予感です
『そう言ってんだろぉがぁ?!
〃さっきから〃ぁぁぁぁ!!!?』
さすがの…リョウキから
決定率100%を誇る
一番得意の〃特大バックアタック〃が
返ってきてしまいました
レシーブ不可です
返球できません
やってしまいました
どうして・・・私って、こうなんでしょう