Best name ~ 追憶 ~
第9章 本当の姿・・・
だって・・・だってね
だって・・・私
『だってぇ・・・リョウキ?
私・・・私ぃ・・・』
『な・・・なんだよっ?!(汗)』
『私・・・〃パジャマ〃だよぉ???』
『へ・・・???💧』
夜・・・寝静まる寸前
お風呂上がりの私は・・・もちろん
パジャマ姿だったのです
『ぷ…プロポーズって言ったら
ふつう・・・ゃ…ゃ…夜景の見える
キレイなレストランとか・・・そういう
む、ムードとか・・・色々』
あまりの突然の出来事に
私は…なんともおマヌケな事を連発です
だって・・・私
私だって・・・女の子なんだもの
なんて・・・
『ぷ・・・ふふふっ』
『ぇ・・・?』
『ハハハハハハッ!!
アイルも…そんなことを
言うようになったんだな?(笑)』
リョウキは…さぞご立腹であろう、と
私は…平謝りの体勢に入りかけたのですが
リョウキは・・・笑い飛ばしてくれました
ただ呆れてしまっただけでしょうか?
『ぁ…う・・・りょぉき・・・私』
『しょーがないだろぉ?
休み〃空けておけ〃って言ったのに
アイルがオレを置いて
〃どっか〃行っちまったんだから(苦笑)』
『ぇ・・・』
『ふふ・・・まさかリクエストが
アイルからあったとは思わなかったけどな♪
〃ソレ〃もやっと出来て
新車(クルマ)も来たから?
夜景の見えるレストラン?(笑)
見て待ってたんだけどなぁオレ・・・クス』
『え・・・まさか
最近、帰りとか色々遅かったのって』
指輪・・・選んだりとか・・・それで
『・・・いつの間にか
ロマンチストに成長した
〃姫様〃を
迎えに行きたかったからな♪(笑)』
『りょぉき・・・』
リョウキの素敵な
それはそれは素敵な計画を
ちゃぶ台返しのように
ひっくり返してしまったのは
私だったのです・・・
ほんとうに・・・なんと言うことでしょう