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Best name ~ 追憶 ~

第2章 私の希望

同姓愛者……というものだよね?


それに対して私は特に差別心は
持っていなかったと思うけれど





……自分がせまられる


となると



…べつの話になってくるワケであって




えぇ……えぇ…と。




ちょ……ちょっと……?!





『んふっ…♪』




ミカが、ぷっくりとした唇を近づけてくる




『~~~っ…』



コワイとは思わない。

どうして良いかわからない…だけ。


初めてのことに


咄嗟に両手でミカを……




『ふふっ……』

『……~っ…っ』


突き飛ばそうと、したのだけど…






『アハハハハハッ!!!~なぁんてねっ♪』






『・・・・・』






『キャハっ!顔真っ赤~~!!
目シパシパシパって!!?瞬き早っ!
それアンタの特技~?(笑)』





『……』






『ふふっ……ちっとも能面じゃないじゃん♪』






え……。






ミカが私の口角を上げさせるように
ぷにぷにと私のほっぺをつまんでドアをあけた。





『~♪戻るよ、行こう~?

…それにしてもすんごい真っ赤だね?アンタ
耳も真っ赤~!確かにお嬢っぽい♪

…もしかしてバージン?(笑)』



『っ……~~』





『だぁーからぁ♪テキトーにかわせるように
なりなって言ったばっかじゃんかぁ♪(笑)
バカ正直すぎアンタ
相手がちょっかい出す気を奪うのも
ひとつの手だよ~♪』





やはり、アドバイスを交えながら

ミカは私の両肩を押しながら部屋にもどった。








『ぁ、あの部屋にはいないけど~
中にはガチでそゆ子もいるからぁ
アンタみたいなカワイコちゃんタイプは
気をつけなよ~♪』


『…… …?!』


『あ~、またビビった?
アンタわかりやすいね(笑)』

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