テキストサイズ

もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第14章 大野智の事情②

「ひとつだけ……いいかな」

花音の表情は真剣さを窺わせた。

「うん。なあに?」
「智に迷惑を掛けたくない。掛けちゃ
いけないと思うの」
「それは俺が……あれだから?」

「芸能人」や「ジャニーズ」という言葉を
口にしたくなかった。

「それもある……それが大半かな。
ズルいよね。保守的なの」
「分かるよ」

互いにこの年齢で
互いに想いが通じた意味。

結婚を意識してもおかしくない年齢。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ