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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第16章 二宮和也の事情②

「いいとこなんてひとつも無い
おっさんを好きになったから」
「酷い言い草。でも俺ジャニーズよ。
そんじょそこいらのおっさんとは違うよ」
「上から目線だし馬鹿にしてるし
からかってるし……どこがいいんだろ」
「だからでしょ」

桃子が俺に好意を持っていることは
さっきまでの子供じみた態度で
分かっていた。

「え?なにそれ」
「好きになっちゃいけないという想いが
心の中で働いてしまって、つい悪い所を
見つけ出したくなる」
「……ふんッ。知ったようなこと言わないでよ」

図星か。

可愛い奴だなー。

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