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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第18章 相葉雅紀の事情②

「お邪魔します……」

俺にとっては初のラブホだった。

大きなベッドが中央に備わっていて
雑誌やテレビで見たことがある
まさにそのものだった。

それよりも
『ギュイーン……ギュイーン……』と
唸るような空調の音が耳障りだった。

「いいの?俺とこんな所に一緒に居ても」
「それはこっちの台詞……アイドルだし」

また『三流』が省かれた。

「俺はいいけど」

むしろ嬉しいですけど。

「仕方なかっただけだよ。別々の部屋を
お願いしたけど他は全室改装中なんだって」

……浅井の意図に反したってわけか。

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