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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第18章 相葉雅紀の事情②

「受付に聞いてみようか。単なる不具合かも
しれないし」

ベッドの脇にある電話に手を掛ける。

さすがに声だけでは俺だと分かるまい。

「待って。見に来られたら相葉のこと
バレちゃうよ。マズイでしょ」
「……だよな。浅井は冷静だな。助か……
ヘッ……ヘックションッ!!!」

冷えきった部屋と雨で濡れた衣類のせいで
身震いしてしまうほど寒くなってきた。

「相葉。先にお風呂入っちゃいなよ」
「浅井だって寒いだろ。俺は大丈夫だから
浅井が先に……ヘックションッ!!!」
「いいから相葉が先に……お風呂に……
ハッ……ハッ……ハックションッ!」

浅井だって俺と同じ状況。

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