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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第24章 浅井久美34歳(タクシードライバー)③

「あ……相葉って意外と頼りになるじゃん」

照れ隠しだった。

それもそのはず。

極寒のラブホの部屋で寒さを凌ぐ為に
互いに裸で抱き合っている。

冷静でいられる筈がない。

「大したことしてないよ。俺なんか……
ヘッ……ヘッ……ヘックションッ!!!」
「ホントに寒いね。凍えそう」

相葉の腰に回している腕の力を強めると
それをも上回る強さで抱き締められた。

それだけで安心出来た。

頼りに出来た。

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