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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第4章 大野智の事情①

それにしてもこの女主人の部屋……

見る人によっては
いやらしく感じてしまいそう。

だって風呂もトイレもガラス張り。

そして壁一面は透けるような白さで
部屋の中央には天蓋付きの大きなベッド。

俺はこの部屋に中世ヨーロッパを感じた。

広々とした開放的な雰囲気も
俺の心を和ませた。

「少しは落ち着いた?」

女主人がトレイに乗せた
コーヒーカップも骨董品の類いだろう。

全体的に女主人と俺の趣味は合っている。

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