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もし嵐が一般女性と普通の恋愛をしたら

第8章 相葉雅紀の事情①

15分ほどでタクシーを運転する
浅井がやって来た。

「本日は御乗車ありがとうございます。
ドライバーの浅井と申します。
安全運転で務めて参ります」

後部座席に乗車した途端
開口一番がそれだった。

「他人行儀だなー」
「形式的なもんよ。で、駅まででいいん
でしょ?」

それだと10分もかからない。

10分も一緒に居れない。

「……東京まで」
「えぇッ!めんどくさッ!」

浅井……俺のこと本当に好きだったの?

少なくとも俺はあの頃の想いが
蘇っているんだぞ。

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