TIME is MONEY
第1章 scene Ⅰ
女じゃあるまいし、濡れる事もないそこに指が入ったって苦しいだけ
だけど、手を離した雅紀が萎え掛けた俺自身を握って扱き始めた瞬間
突然訪れた快感に中の指を締め付けてしまい
「ぅあ…っ!」
「キツ…っ」
更なる苦痛に苛まされる羽目に陥ってしまった
雅紀が指を引き抜く
苦痛から解放されたのかと、固く閉じていた瞼をゆっくり開けた時
「なに…してんだよ…」
自分の指を何かで潤してる雅紀が目に入った
「イカせまくる、って言ったからさ」
俺の言葉なんて気にする事もなく、さらりととんでもない返事を寄越す
「は……?」
「これで、痛くはなくなるから」
なに…?
意味分かんないんだけど
「あ……っ!」
再び後孔に触れる指
だけどさっきと違って、スムーズに入っていき
あっという間に根元まで差し込まれてしまった
「やだ…っやめ…!あ……っ」
確かにその何かを付けたせいか痛みはない
その分違和感が半端ないけど
「ほら…力抜けって」
雅紀の囁きに少しだけ従うように
息を吐いて、締め付けを弛める事が出来るようになった