無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

　あまりの恐ろしさに、水戸さんは、スキップで逃げた。


『りﾞれﾟーしﾟょう^せ~つﾟ（ここはなに？　どこなの？）』


　未知の世界に迷いこんだのか、水戸さんは周りを見ながら逃げ道を探す。


　前方には、化け物に追いかけられ、よたよたと走りながら逃げる滝と呼ばれた男がいる。


『事ﾟ情ﾞ聴"取~（あの人を追いかけて聞こう）』


　すると、店の前にセグウェイがあった。


　これだとばかり、水戸さんはそれに乗り、操作する。


　セグウェイはゆっくりと動きだし、水戸さんはバランスよく乗りこなしていく。　


　セグウェイのハンドル部分に、誰かが忘れていったのか、鎖ガマがかけてあった。


　水戸さんは、それを湘南乃風の夏フェスのライブ風に、振り回しながら走る。


　次々に、滝を追いかける化け物を鎖ガマでぶっ倒す水戸さん。


『孫ﾟ悟"空ﾞ孫ﾟ悟"空ﾞー!!（オラオラオラオラー!!）』


　滝は、銃を持っていたのか、襲いかかる化け物を撃ち続ける。だが、敵が多すぎて追い付かない。


　それを援護するべく、水戸さんは暴れまくった。