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MITO

第3章 特別割り込みストーリー

 セグウェイは途中で停止し、動かなくなった。


 だが、無敵モードのスイッチが入った水戸さんは、強かった。


 まだ、化け物と闘っていた。


 だが、途中、水戸さんは反撃を受けそうになった。


『箸゙袋゚の~爪"楊゚枝゚(危ない!!)』


 だが、どこからか、援護射撃をしてくれたのだろうか? 


 襲ってきた化け物が、吹っ飛んだ。


 前を見ると、若い男性が親指を立てている。


(指圧をしてくれるのかしら?)


 しばらく見てみると、滝は先ほどの若い男性に引っ張られ、なにか、立ち話をしている。


 どうやら、水戸さんのことを聞いているようだ。


 男性に手招きをされ、水戸さんは恐る恐る近寄る。


『ま゚ぬ゙ゐゑ〜(よっしゃ、頑張ったから、指圧しろ)』


 だが、その声は通じていなかった。


 仕方がないから、手を振ってみた。


 周りは大変な事になっている。


 とんでもない化け物達が、どんどん増えてくる。


 だが、この男二人は、漫才のような、口調でなにやら話している。



「味方につけとけば、生き残れるかもしれないじゃないか。ね、そうだよね」


 こっちに振ってきた。


 どうしよう、話を聞いていない。とりあえず『ま゚』とだけ返事した。


「滝さん、こいつ、返事したよ」


 あんたが話しかけたんだろ!!



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