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君を好きにならない

第7章 攻められました



はぁ…


気が重い



俺は
マンションの前で
溜息をついた


オネェの言う通りに
間違いはない

けどさ

けどな……



はぁ…



エレベーターに乗って
俺は
また溜息をつき


玄関の前で

また
溜息をついた



まぁ

しょーがねーか



アイツと別れた時の
ショックに比べたら

こんなの
大したことない



俺は
そう自分に言い聞かせて
玄関のドアを開けた


「帰ったぞー」

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