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君を好きにならない

第7章 攻められました

「じゃあ
帰らなきゃいいさ。
帰らないで
ココでいい仕事をすればいい」




「でも…」




「俺は
お前を見捨てたり
愛想つかしたりしない。

だから
お前が俺に迷惑かけたくねーと
思ってるなら
ココでスゲー小説書いて
ヒットさせろ」


「……」


そこまで言っても
真琴は
返事もせず
ピクリとも動かない


くそ…

これ以上
どう言って
お前を引き止めれば
いいんだよ



「帰りたくねーんだろ?」


「…うん」


「帰りたくねーなら
帰らなきゃいいんだよ」



「でも……」



「なんだよ
俺がいいって言ってんのに
まだ引っかかることがあるのか?」






「向井さん




恋人できたんじゃ…」





えっ?




恋人?




「何言ってんだよ。
そんなもんいねーよ。
何情報だよ(苦笑)」




「だって


毎晩遅くて…


しかも
酔ってて…」





「あー…」




それは











ほんとのことは


死んでも
言えねーー




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