君を好きにならない
第8章 真実
真琴は
ゆっくりと
俺の腹に頬ずりすると
そっと
右手で俺の乳首に触れ
わずかに
指を動かした
「……っ…」
こんな愛撫は
初めてかもしれない
思い起こせば
いつも
ヤリ目的だったかも…
あっ…
真琴は
俺の身体を
ずり上がるようにして
頬ずりを徐々に移動させ
そして
微かに
真琴のソレが
俺に触れた
「…すみません…」
真琴が謝ったのは
股間が触れたからなのか
真琴のソレが
軽く勃起していたからなのか
それは分からないが
「かまわねーよ」
俺はそう言いながら
真琴の髪の中に
指を埋めて目を閉じた
早く
舐めてくれよ
真琴…
「…っう…」
真琴は
乳首を舐めることはせず
腰を動かして
熱くなりかけている自分を
すり寄せてきた
だめだ
俺も
熱くなりそうだ
咄嗟に真琴の髪を
軽く掴むと
俺は
なんだか
わかんねー声を漏らしていた
「真琴…」
「どうしよう…」
「どした・・?」
「こっから先
…向井さん、教えて…」
そう言って真琴は顔を上げ
俺を見つめたまま
眉間にシワを寄せた
教えても
いいのかよ
何もかも
全部
「っ…まっ…」
「待たねぇ」
動かなくなった
真琴の代わりに
俺は腰を動かして
真琴に刺激を与えた
「で、でも・・」
「わかってるよ
お前のが
デカくなってることくらい」