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君を好きにならない

第1章 へぇ〜 平塚真琴さんって 真琴くんだったんだ〜


「さて…そろそろ帰るわ」


あまり酔わないまま

いや

なんだか酔えないまま

俺は
店を出ると
すぐに辺りを見回していた


クスッ(苦笑)


俺はいったい
何を目的にここに来てんだか…



あいつの姿が
見えないことに

がっかりしたような…


ホッとしたような


妙な気持ちのまま
俺は家へと向かう



『好きなやつとやりてーよなぁ?』


自分で
あいつにそう言っておきながら
何考えててんだよ



俺は。

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