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そこまで言うと
背中を丸くして
真琴はうつむいてしまった

そんなこと
考えてたのか・・


可愛そうに



「わかった。
ありがとな、話してくれて。
辛かったよな
ひとりで悩んで・・」



そう言いながら
真琴の手を握ると
真琴が
俺に抱きついてきた



「・・ごめんなさい」



「謝ったりすんなよ。
お前は何も悪くないし
お前が話してくれて
俺・・なんかスッキリしたし」



「え？」



「まぁ…
女の子が気になるってゆーのは
正直妬けるけど（苦笑）
お前が俺と触れ合うことを
どう思ってるのか
ずっと心配してたんだ。

元々、ゲイじゃないから」



「・・・」



「だから
俺からはあんまり
お前に手をだしたりしなかったんだ。
拒否されるんじゃねーかって
・・ビビッてた」



「・・・」



俺は
返事をしない真琴が
心配になって
抱きつく真琴の身体を離し
顔をのぞき込んだ



「そんな泣きそうな顔するな。
心配すんなよ、お前が
やりたくないことはしねーから」



「でも・・」



「俺はそれでいいんだ。

実際コキ合いだけの付き合いしてる
奴らだっているし
男と女だって
セックス嫌いなやつもいるだろ？

嫌だったり
怖かったりするなら
しなきゃいいんだ」



「・・ほんとに？」



「あぁ。
もしやってみたかったら
少しずつやってみて
ダメならやめてもいい。

とにかく俺は

キス以上のことがなくても
真琴と一緒に居たいんだよ」



「向井さん・・」