テキストサイズ

君を好きにならない

第1章 へぇ〜 平塚真琴さんって 真琴くんだったんだ〜


「あらあら」


「なんだよ」


「司ちゃん、かわいいっ」


「やめろ」


「食べちゃいたい」


「わりーな
俺はおネェが嫌いな訳じゃねぇけど
がっつりがいいんだ」


「残念(笑)」


「思ってねーくせに(笑)」


ココは
俺みたいなもんが
集まるとこで
見た目は色んなヤツがいる

おネェみたいに
格好は男だけど
ちょっと化粧してる男や

まるで女みたいな男

あとは
俺みたいに
見た目は普通のヤツ



ふと
細身の男に目をやると
そいつも
見た目は俺みたいに
がっつり普通の男で…


あっ…


「取られちゃったね」


「誘うつもりねぇし」


真琴みたいな男は
他の男に声をかけられ
なにやら
交渉してるみたいだった


誘わねぇつもりだったけど
細身の男が
不慣れな様子で
緊張してるのを見てると

俺は

なんだか
目が離せなくなっていた


真琴は…

もう
慣れた感じでヤるんだろうか


ちっとは
恥ずかしがったりすんのかな…


(笑)


どーかしてんな、俺


こんなに
気に入った奴に会ったのは
久しぶりだもんな…


あれ以来…か…(苦笑)


ストーリーメニュー

TOPTOPへ