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君を好きにならない

第1章 へぇ〜 平塚真琴さんって 真琴くんだったんだ〜



「行っちゃったね」


「ん?あぁ…」


真琴みたいな男は
マッチョな男と
店を出てったんだ


ま、仕方ねぇ


ちょっと惜しい気もするけど


「さて、今晩どーするの?」


「しょーがねぇ
自分のもんだしな
自分で可愛がってやるさ」


「きゃぁ〜〜」


「きゃぁとか言うな
お前もやってるくせに」


「やだ、それ言わないでよっ」


「(笑)
ほんじゃ、俺帰るわ
ごちそうさん」


「はい、どーも。
司、気が変わったらいつでも言ってね?
あたし、司ちゃんなら
やられたいから〜」



「わかったよ。ほんじゃな」


お前とは
絶対ねーけど。

そんなことを
思いながら店を出て
50mくらい歩くと

誰かが路地に
しゃがみ込んでるのが見えた


酔っ払い…か?


ん?


あっ

あいつ、さっきの…



よく見ると
さっきの真琴に似た男が
膝をかかえて
路地に座りこんでいた。


なんだよお前
マッチョとヤるんじゃ
なかったのかよ


俺は

妙に
その男が気になって
声をかけてみることにした

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