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隣は空席のまま…

第6章 一軒家の他人


いつもの口調で馬鹿にされると思っていたから…あまりの心配っぷりに…気が引ける




「ほ…本当に?――――…なら、いいんだけど…立ち眩みとか…眩暈とか……怖いから」





怖いって――――…今のホタルの方が怖いわよ…



「大丈夫よ、それより…疲れたでしょ?お風呂暖かいよ?入っておいで」




「――――…うん…ありがと…彩芽…」




今にも、泣きそうなホタルを私は初めての見た気がした




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