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隣は空席のまま…

第7章 ホタルの叔父


ホタルの叔父は――――…



小笠原 武(オガサワラタケシ)といい…いい感じに50代の枯れた男性だったらしい




マスターの煎れる珈琲のファンだったらしく…



何年も通ってくれる常連客だった



何年も通ってくれるうちにマスターと小笠原さんは親しくなったと言う



そんなある日…




小笠原さんは、マスターに子供を一人預かるかもしれないが…こんな俺に子供なんか養えるかな?と言ったらしい



マスターは、予想もしなかった小笠原さんの発言に面食らったのを覚えていた…



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