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隣は空席のまま…

第8章 不安と天秤



病院を後にして――――…喫茶店に向かわないといけないはすが…



足は自然と――――…前に住んでいたアパートに、向かっていた




残像がどんどんと…鮮明に脳内を占拠する




隆太との――――…体の繋がりは私の中でも幸せな時間だった



二股をかけられ――――…


自分が浮気相手だったとしっても





結婚した彼が…



浮気だと解りながらも私を求めてくれたことも…





バカな私は…幸せだと――――…思っていた





まやかし物の愛を囁かれていても…



その時…私は幸せだった











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