隣は空席のまま…
第10章 壁の大きさ小さ
次の日――――…早速…実行
「――――…昨日…お店休みだったから…今日は、いつも通り目が覚めちゃったわよ」
「ハハハ…そう言わず…」
出鼻を挫かれたが…二人でブランチを食べた
ゆっくり起きて、ゆっくりブランチを取る…
眠そうなホタルに心配しなくていいのかな?と、思うと…心が軽くなった
今日は、私もホタルも仕事でこの後は顔を会わせない…
「彩芽――――…仕事頑張って」
「ホタルも、あんまり飲み過ぎないでよ?」
先に出る私を玄関先で見送るホタルはチュッと、投げキッスを私に飛ばす
「///はい、はい…もぅ、恥ずかしげもなくそう言う事しないの!」
「いいじゃない?私は、勇ちゃんにしてるんだから!もう、勘違いしないでよね!」
「ったく!ツンデレオネェ!」
私は、ホタルの冗談をシッシッと手で払い「行ってきます」と家を出た