テキストサイズ

隣は空席のまま…

第10章 壁の大きさ小さ



その日は、産婦人科の定期検診日



ランチタイムの下準備をして玉子サンドを今日の分の作り


店をホタルにお願いして時計を見る



「ごめんね、ホタル…バーの定休日にいつも検診日入れて…」



「いいのよ、私もたまにはお日さまの下で働かないと…カビ生えてきちゃう!」



「やだ…お風呂ちゃんと入ってる?」




「失礼ね!入ってるわよ!それより、時間大丈夫なの?ほら、行って!」




私は、ホタルに急かされ喫茶店を出た




あれから…“勇ちゃん”はどれだけ成長しているのだろうか…








ストーリーメニュー

TOPTOPへ