隣は空席のまま…
第2章 冷めたコーヒーを…
その日―…
私は―――――――…
彼の車に乗り…
デートらしいデートをしていた…
会社終わり…
待ち合わせをして…
ドライブデート…
あの日…
彼との関係を考えようと…決めたはずなのに…
『今週末、仕事終わったら…ドライブしよう
急遽、妻と子供が実家に遊びに行くことにしたそうなんだ…
俺は、仕事もあるし…おいてけぼりだ!
だからドライブデートでもしよう』
私は…
手放しで喜んだ――――…
ホタルが知ったら…
「舌の根も乾かぬうちに―――…バかな女」
って、罵るだろう―――…
でも…
嬉しいと―――…思ってしまった…
彼が…
好きだから…