隣は空席のまま…
第13章 小さな壁とハードル
それから、1週間後…
私とホタルは実家の敷居を跨ぐこととなったが――――…
案の定…
父は私の大きなお腹を見て唖然とした
母は…慌てたが――――…ホタルの整った顔を見てヘラヘラし出した…
「さ、こっちに来て座りなさい!ちゃんと説明――――…しなくても…何を言いたいか解るよ~な…気がするわ…」
母さんがお茶を出し終わる頃には…私たちの雰囲気やお腹で察しはついたのだろう
「失礼します――――…」
ホタルも…男前っぽく振る舞うのに必死って感じがする…
何だか…皆ごめんなさいって感じになる