隣は空席のまま…
第2章 冷めたコーヒーを…
何度も重なり…絡み合い…
私達は…長い夜を楽しんだ―――――…
いつもなら…
彼の居ない…時間帯…
隣に彼が居るそれだけで…
世界は暖かいと…思う…
朝食…何を作ってあげよう…
コーヒー…好きだって言ってた…
まずは、コーヒーを煎れよう…
そして――――…
コンコン…
コンコン―…
「――――・・・・誰?」
インターホンではなく…
玄関のドアが…ノックされている…
「―――誰か…来た?こんな時間に?」
昔し…こんな時間帯に来た…友達がいた事を思い出す…
「――――…ツグミ?また――ツグミかも」
「彩芽の友達?」
「うん、大学時代の友人―――…ごめんね…」
私は、裸から急いで部屋着に着替える…